「この農園を守ってほしい」
学生だったケニア人のデニスは、コーヒー農家だった尊敬する祖父からこう告げられた。
その言葉を受け止め、農園の実情に向き合った時、
デニスはこの地域の持続可能なコーヒー文化の未来を託されたのだと気がついた。
農園があるのは、赤道直下にそびえる「神の山」と呼ばれる高峰ケニア山の斜面、メルー地区。
ケニア山の“裏側”にあたるこの土地は、都市部からのアクセスが容易ではない“隠れた宝石”のような場所だ。
標高差が大きく、その寒暖差や豊富な雨量と肥沃な火山性土壌が、コーヒー栽培にとって理想的な条件を生み出している。
収穫される豆は糖度と酸味のバランスに非常に優れ、他の産地では味わえない奥行きある風味が実現できる。それ故に、世界的評価が高いケニア産コーヒーにおいても、その味わいは格別なものとなっている。
しかし、最高のコーヒーを作る農家たちは、経済的にとても苦しいのが実情だ。
生産農家とその周り取り囲むあらゆるしがらみのため、どれだけ良い果実を収穫しても直接の利益が農家へは届かないからだ。
もし、この状況が続けば、この山で育つ素晴らしいコーヒーの未来は永くは続かない。

「ケニア最高のコーヒーから、
世界中のコーヒーのサスティナブルな未来を創りたい」

同世代の日本人パートナーであるの髙水健と、小さくとも着実に農家とのダイレクトトレードを重ね10年。
農家の実情、サプライチェーンの制約、バイヤーの実情、カフェのニーズ。薄皮を剥ぐように、一歩一歩課題を整理してきた。
そしてついに2026年3月。ケニア山の麓メルー地区に、デニスと髙水でコーヒー加工工場を開設する。コーヒーチェリーの栽培から生豆への生成処理、保管方法、輸出までを一貫管理でき、農家と利用者が直接つながり、共に仕組みを作る「純度100%のトレーサビリティー」を実現。そして、日本のロースターやバリスタなど、コーヒーのプロ達の声を農家にも届け、ケニア産コーヒー豆のポテンシャルを最大限に押し上げていく。
豆の等級だけで良し悪しを判断せず、独自でレシピを開発し、等級の枠組みさえも超えた最高の一杯を提供していく。
Every bean. Every farmer. Every partner. One future.
全ての豆、全ての農家、全ての仲間に幸せな未来を
このブランドは、農家デニスと髙水が中心になり、コーヒーを愛する日本の仲間と一緒にこれまでに例のない最高のコーヒー作りと販売を行い、サスティナブルな未来とコーヒー文化を創造するブランドです。
それが「Dennis’ Mount Kenya Coffee」。
一人でも多くのひとが幸せになりますように。
その幸せの輪が広がりますように。心を込めて。

